■嘘
作成日:2015/06/02(火)ジャンル:詩
作者:最低な人間
かつて
正しいと思った自分
誰の意見も聞かず
決して曲げない
ずっとそうしてきたんだ
でもいつからか
間違っているのかもしれないと
思い始めた。
でもそれは一時の不安
ただの幻覚だと
思っていた
積みあがる言葉
決して消せないほどに
言ってしまった
嘘
嘘が嘘を呼び
なにがなんだか
分からなくなってしまった
本能で気づきつつ
続けてしまった自分がいた
やがて悲劇は起こる
否定していた
何も起こらないと
自分だけは大丈夫だと
それに気づいたときには
全てが終わっていた
どうすればいいのか
答えるものは誰もいない